国鉄 居能駅

総目次へ戻る 広島鉄道管理局の目次に戻る

(1)昭和55年4月1日現在

 宇部線・小郡〜宇部新川間の常用閉そく方式が通票閉そく式、宇部新川〜宇部間のそれが単線自動閉そく式(特殊)だった時代の図面です。残念ながら、他の時代の図面は手許にありません。

 宇部新川駅と宇部電車区を結ぶ単線の線路が、岩鼻駅を経て、山陽本線・宇部(西宇部)方面へのかつての本線の一部だったようです(宇部鉄道により建設)。そして、宇部新川駅と居能駅を結ぶ本線は、戦後、国鉄が建設した線路のようです。これらの歴史的経緯については、鉄道ジャーナル2019年6月号(No.632)の142〜143ページにおいて、岩成政和さんが、

「鉄道史の断面 戦中戦後に結びついた本州最西端の3支線」

という記事を書かれており、そこで詳細かつ簡潔な解説がなされています。

 図面上、居能駅の下の部分に描かれている専用線は、宇部線・宇部港方への非電化貨物線上にある101ロ分岐器から分岐しています。

 なお、線路図図面上、赤線が電化されている線路、黒線が非電化の線路を表します。

拡大版(ファイルサイズ 601KB)

 

総目次へ戻る 広島鉄道管理局の目次に戻る

inserted by FC2 system