閑話休題　０１１　<国鉄・示達資料>　湖西線における単線運転について　昭和５０年３月　大阪鉄道管理局

閑話休題０１１　＜国鉄・示達資料＞　湖西線における単線運転について　昭和５０年３月　大阪鉄道管理局

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　湖西線の＜逆線走行＞のことが、私がいつも拝見・拝読し、大いに勉強させていただいている

f54560zgさんのブログ「懐かしい駅の風景～線路配線図とともに」の「2023年12月23日 (土) 湖西線の逆線走行」

http://senrohaisenzu.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-199911.html

で採り上げられていましたので、いつも通り勝手に（汗）連動企画として、私のＨＰでも湖西線の＜逆線走行＞に関する国鉄時代の参考資料を紹介し、僭越ながら、皆様と共有したいと思います。

　とは言いましても、湖西線の＜逆線走行＞のための設備の特殊性を私がここで説明する必要はもうないようですので、これもいつも通り（汗）、資料をアップロードしてインデックスをつけるのみにしたいと思います。

　ただ、参考資料のみ、挙げておきたいと思います。

　今回紹介する資料は、国鉄の大阪鉄道管理局作成の文書ですので、お役所の文書が苦手という方は、

「信号と配線から読み解く湖西線」（樽モトさん著作・発行）（注：樽モトさんの「モト」は正しくは、半角カタカナです。）

が非常にわかりやすくてお薦めです。私も、この書籍を数年前に購入し、湖西線の単線運転の設備の特殊性について、初めて気づかされました。実は、大阪鉄道管理局の配線略図はその前から手許にあったのですが、その図面をただ漫然と眺めているだけでは、少なくとも私の場合、恥ずかしながら、逆線出発のために信号機が設備されているな程度のことしか、気がつきませんでした。

　また、上記書籍の＜参考文献＞のところ挙げられている運転、信号保安関係の専門雑誌は、「信号と配線から読み解く湖西線」を読んだあとさらに知識を掘り下げてみたいという諸兄には、足掛かりとして大いに役立つのではと思われます。

　最後に、私が湖西線の＜逆線走行＞について、気になっている点を書き留めておきたいと思います。

　まずは、今回紹介する「～ついて」という文書が、その後、大阪鉄道管理局のなんらかの規程としてまとめられたのかということです。これについては、昭和５０年代以降の大阪局の規程が手元にはないため、よくわかっておりません。

　もう一つは、近江塩津駅での取り扱いです。ご存じのように、湖西線において近江塩津駅は、「一般駅」（ＣＴＣ区間に隣接してＣＴＣ区間に関連する運転取扱を行う停車場）であり、しかも、国鉄時代は管轄が金沢鉄道管理局でしたので、金沢局にも、湖西線で単線運転を施行する際の、なんらかの取り決めや規程があったのではないかと推測しているのですが、これについても、まだよくわかっておりません。

　ＪＲ化後の昭和６２年４月１日施行の「湖西線単線運転取扱手続　日本貨物鉄道株式会社」をみますと、永原・近江塩津間で単線運転施行時の「方向てこ」の取り扱いについて、ＣＴＣ指令員が近江塩津駅の駅長又は信号担当者と打ち合わせて取扱う旨が規定されていますので、これに対応する国鉄時代・金沢局側の文書が気になっているわけなのです。

　それでは、長くなってしまいましたが、以下が、今回の大阪局の示達（じたつ）となります。

＜湖西線のおける単線運転について　昭和５０年３月　大阪鉄道管理局＞

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