国鉄 苗穂駅

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(1)昭和53年(1978年)06月20日 小樽築港機関区

 札幌駅のページで紹介したような詳細な配線略図(苗穂駅の配線略図 残念ながら詳細な図面は手元にはありません。)をもとに機関区で必要な情報を抜粋して作成された図面資料と推定されます。

 昭和53年6月20日って何かあったのでしょうか?(汗)

 図面ほぼ中央下の「駅本屋」の左側に荷物取扱設備が新設されるのでしょうか?

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(2)札幌鉄道管理局 特殊運転取扱基準規程 昭和54年(1979年)03月 より札幌〜苗穂間北側線構内運転に関する規定

 札幌〜苗穂間の北側線は、停車場間の構内運転方式による入換が行われるということで、特殊基準規程の中に、その運転取扱いが規定されていました。

 第5条の「運転手続等」は、「列車運転時刻表」の巻末に収録されていることが多いようです。「手続」とは業務指令の形式を示すものです。

 第6条(隣接停車場の境界)の規定は興味深いですね。入換車両は、この境界標を境に、札幌駅構内から苗穂駅構内へ、苗穂駅構内から札幌駅構内へとワープすると私は読みました(笑)。「構外側線」という概念をかわす巧みな規定なのかもしれません。

 第7条(入換信号機取扱い前の打ち合わせ)は、「閉そく」を担保するための規定でしょうか。これを読む限りにおいて、北側線には閉塞装置(例えば、単線自動閉そく装置)までは設備されていなかったことが推定されると思います。

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(3)昭和55年(1980年)10月01日 小樽築港機関区

 機関区作成の抜粋図面ということで、札幌駅のページで紹介した同時代の札幌駅の図面よりも記載情報が少なくなっています。

 昭和53年の図面にはなかった「上り仕訳6〜9番線」あたりが、新設された荷物取扱設備でしょうか。

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(4)昭和62年(1987年)作成?

(A) 札幌〜苗穂間構内運転図

 「構内運転」という用語が使用されています。一方で、図(B)の「苗穂運転所」の発足は昭和62年3月ですので、ギリギリ国鉄時代に作成された資料でしょうか?

  南側線から分岐する「北ガス岐線」は、北海道ガス札幌工場の専用線で、札幌駅高架化後も、2001年(平成13年)3月まで存続したようです。

  当時、この専用線に入線したと考えられるLPG専用タンク車タキ25000の入換風景をvanagon714様が撮影しユーチューブ動画として公開されております。

  貴重な動画を残して下さったvanagon714様にはこの場を借りて深く感謝申し上げたいと思います。

  ユーチューブ動画のURLは、こちらです: https://www.youtube.com/watch?v=6Yc4cZZySvw 

  この動画を拝見すると、誘導による入換だったようですね。国鉄時代の南側線の入換方式と同じでしょうか。 

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(B) 苗穂駅及び苗穂運転所

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