閑話休題004 羽沢横浜国大駅の出発反応標識 2019年12月14日・20日撮影

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 2019年12月14日・20日に、羽沢横浜国大駅まで乗り鉄してきました。線路配置等は、私のHPの「国鉄 横浜羽沢駅」のページを参考にしてください。

 2面2線・相対式ホームの停車場で、相鉄の管理駅のようです。

(1)JR鶴見方の出発信号機

 JR鶴見方面からの電車が到着するのは1番線なのですが、その1番線ホームの端から鶴見方をみた写真が下の写真となります。

 左右に分岐している線路がJR鶴見方面、直進している線路が、現在はまだ未開業の相鉄・東急新横浜方面への線路です。

 羽沢横浜国大駅は、相鉄・JRの境界駅となっており、この駅で相鉄・JRの乗務員の方々は交代します。一方、「鉄道ジャーナル2020年2月号 No.640 特集 横浜鉄道再編」の記事を読みますと、新横浜方面は、新横浜で東急・相鉄の乗務員交代が行われるようです。

 羽沢横浜国大駅において、1番線は、JRから相鉄への直通電車の「主本線」に相当し、一方、2番線は、相鉄からJRへの直通電車の「主本線」に相当するのですが、出発信号機をみますと、1番線、2番線の両方からJR鶴見方へ(将来は新横浜方へも)進出できるようですね。写真にみえる背向の片渡り線を1番線からのJR方面への逆線折返しの電車が渡ることになります。

 ところで、写真からでは写真左側の側壁に書かれた文字が読みにくいですが、2か所の明かり区間に挟まれた短いトンネルは、「羽沢変電所トンネル」という名称のようです。

(2)1番線ホームで観察できる出発反応標識 JR方面

 武蔵小杉から私が乗ってきた電車が相鉄・西谷方面へ発車していったあと、上の写真の撮影場所から、1番線ホームを相鉄・西谷方へと移動して、やはりJR鶴見方をみて撮った写真が次です。

 ホームの天井の方をみますと、レピーター(出発反応標識)が懸かっていました。進路を示す緑色の標識はJRの様式のようですね。隣には、すでに新横浜方面へのレピーターも準備されているようです。JR様式の表示板もレピーターに添付されているようです。どんな色で、どのような文字の表示板になるのでしょうか?相鉄のあのお洒落な電車と同じ「ヨコハマネイビーブルー色」に「相鉄」でしょうかね?(笑)

 さて、私KASAも近年、やっと、レピーターの裏をみる知恵がついたようです。(やわやわとまれさん、ご教示ありがとうございます!)裏をみますと、JR方面へのレピーターには「9LPK」とあります。これで、最初の写真の「1JR出」の出発信号機の信号てこが9Lであると推定できますね。

(3)2番線ホームで観察できる出発反応標識 JR方面

 さて、次に1番線ホームから2番線ホームに移動しまして、やはり相鉄・西谷方の端からJR・鶴見方を望みます。そして、やはり天井の方をみて(汗)、レピーターを撮影します。

 そして、裏をみますと、「7LPK」の文字があります。ここから、2番線(JR方面主本線相当)からJR方面への出発信号機(「2JR出」)の信号てこが7Lであることが推定できますね。

(4)相鉄・西谷方の出発信号機

 相鉄方面への出発信号機です。すでに書いたように、相鉄・西谷方面の電車に対しては1番線が「主本線」ですが、JR鶴見方と同じく、1番線、2番線の両番線から相鉄・西谷方面への進路があるようです。こちらもやはり背向の片渡り線が設備されていますね。 

 ここから西谷方面のトンネル名は「西谷トンネル」のようです。

(5)1番線ホームで観察できる出発反応標識 相鉄・西谷方面

 2019年12月14日に訪れた際は、時間が足りずに撮影できなかったため、12月20日に再訪して撮影したものです。写真の中で停車中の電車は、私が西大井から乗ってきたものです。

 西谷方面へのレピーターで、1番線ホームのJR鶴見方の端から撮影したものです。左の写真は、1番線から西谷方面への進路が開通する前で、右の写真は進路が開通した後の写真です。

 さて、やはりここでもレピーターの背面をみますと、「10RPK2」とあります。これで、1番線から相鉄・西谷方面への出発信号機の信号てこ番号は10Rであることが推定できますね。そして、これもやはり「やわやわとまれさん」からご教示いただいたのですが、「10RPK2」で「2」とあることから、少なくとも、もう1基、相鉄・西谷方面への進路開通を示すレピーターがあることになります。

 

 そして、もう1基が、下の写真です。1番線のホーム上にある中継信号機のさらに西谷方にあります。裏をみますと「10RPK1」となっています。レピーターが2基あるのは、東急線方面と直通した時の8両編成の電車の車掌さん確認用でしょうか?

(5)2番線ホームで観察できる出発反応標識 相鉄・西谷方面

 2番線から西谷方面へ逆線出発でき、その進路開通を示すレピーターも2基設備されています。JR鶴見方から「11RPK2」「11RPK1」となっています。また、これで、2番線から相鉄・西谷方面への出発信号機の信号てこの番号は11Rであることが推定できますね。

(5)2番線ホームで観察できる使用開始前の中継信号機 

 2番線ホームにはJR鶴見方面への出発信号機に対すると思われる中継信号機が設備されているようなのですが、黒いカバーがかけられており、使用開始前のようです。新横浜方面への開業に備えたものでしょうか?

(6)オマケの写真 

 まずは改札を出て撮った写真です。駅構内に自動販売機はありますが、商業施設はまだありませんでした。横浜羽沢貨物駅の方は、今回は訪れませんでした。

 

 スイカの記録をみると、「羽沢」となっていました。「羽沢横国」かなとか予想していたのですが(笑)。

 最後に電車の写真が一枚もないのも何なので(汗)、西大井駅で品川方面の横須賀線電車に乗り換える際に、羽沢横浜国大駅から乗ってきた電車を撮影したものです。

 

 

 

 

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