国鉄 小野田駅
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(1)昭和51年4月1日現在
一見、複雑そうな配線ですが、小野田線・直通線、山陽本線は、お互い独立していて、入換によらなければ相互間の渡りはできず、貨車入換のために、直通線を横断する渡り線201イ、ロがあるといった線路配置のようです。
ユーチューブの動画をみますと、直通線、貨車仕訳線等が廃止撤去されたあとも、最近に至るまで、線路配置の骨格は変わっていないようで、小野田線と山陽本線の列車の直通はできないようです。
ところで、図面にもあるように、小野田駅は、「進行定位」の停車場であり、主本線の対する場内・出発信号機のシンボルも、「進行定位の信号機」の記号である「太線の丸」で描かれています。
ただ、よくわからないのは、小野田線・直通線関係で、この時代、小野田線の妻崎〜小野田間は通票閉そく式(居能〜妻崎間は1区間のみ自動閉そく式!)、直通線は連動閉そく式であり、まさに小野田線・直通線に関しては「非自動区間の停車場」だったわけですが、直通線の主本線(2、3番線)の場内・出発信号機までもが「進行定位の信号機」になっていることでしょうか・・・。
国鉄の運転取扱基準規程では、非自動区間の停車場の主本線に対する場内・出発信号機の現示の定位は、「停止定位」と規定されていた(第302条)ので、もしかすると、図面のシンボルは、誤記かもしれません。
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線路配置は、昭和51年の図面と変わっていないようですが、直通線の常用閉そく方式が、単線自動閉そく式(特殊)になったようです。
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(3)昭和59年12月6日現在
山陽本線の三原〜下関間がCTC化された時の線路図です。小野田線も自動化されたようですね。一方、貨車の仕訳線が一掃されてしまったようです。
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(参考)新会社 平成9年4月1日現在
分割民営化後、くしくも直通線廃止翌日付けの線路図です。
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